骨盤らくらくウォーキング(R)とは?

それは、前田洋子のウォーキング理念
キレイで健康になれる歩き方の基本です。


歩くことは健康でいるためにとても大切です。でもカラダが傾いていたり、脚を引きずったり、膝が曲がっていたり…と、キレイな歩き方ができないままウォーキングを続けても、カラダの負担になるだけ。キレイに歩くためには、コツがあるのです。

●カラダのゆがみは骨盤のズレから

骨盤と筋肉を正しく使って歩くと、キレイな歩き方ができるばかりでなく、健康にもなります。でもその前に、自分のカラダが今どんな状態にあるのか知っておくことが必要ですね。たとえば、片足だけ靴がよくすり減る、洋服のシワが不均等にできる、スカートのウエストラインがずれてくる…などなど、思い当たることがあれば、カラダがゆがんだ状態にありますし、歩くとすぐに筋肉痛になるようでしたら、ゆがみから来る筋力の低下にも注意してください。悪い姿勢や偏った歩き方を続けていると、ウエストから腰、骨盤周辺、そして脚の筋肉までが、ゆるんだり衰えたりして骨盤にズレが生じてきます。この骨盤のズレこそ、カラダのゆがみの元凶なのです。

妊娠・出産で大役を果たす骨盤は、女性にとって特に大切な場所です。しかも骨盤にはカラダ中の血液が集まってきますから、骨盤がゆがんでいると、冷え性、生理痛などになります。また代謝も落ち、ゆがみを支えようとして負担がかかっている部分には余分な筋肉がつき、さらにその周りにも脂肪が…と、短期間に太りやすい体質に変化していく傾向にあります。

●ゆがみをなくすウォーキング

骨盤は肋骨に対して平行で、きちんと立っているのが正しい位置にあると言えます。カラダの真ん中、骨盤の中心に『仙骨仙腸関節』という骨がありますが、骨盤を正しい位置に立てて歩くには、この『仙骨仙腸関節』を微妙に動かすことが重要になってきます。ただ、そうは言っても『仙骨仙腸関節』がどこにあるのかさえ想像できないでしょうから、どんな風に動かすのかを伝えることも難しいものですね。まずは、できるだけ骨盤を立てるよう意識し、やや大股気味で脚を骨盤からすーっと出して歩く練習をしてください。

『仙骨仙腸関節』を上手に動かしてウォーキングをすると、骨盤が正しい位置に収まるようになりますから、姿勢がピシっとなり、背骨は適度なS字カーブを描くようになっていきます。「背筋を伸ばして歩きましょう!」と言うと、背骨を不自然なぐらい直立したり、反らしてしまう方がいますが、これはカラダに決して良い姿勢ではありません。ゆるやかなS字カーブがクッションとなり、カラダの中で一番重い頭部の衝撃や着地時の靭帯への負担を和らげたりしているのです。

●カラダ全体を使ってキレイに歩く

キレイに歩くための仕上げは、全身の筋肉を意識して軽やかに歩くこと。 骨盤を使ってのウォーキングがある程度わかるようになっても、股関節が硬いと骨盤が上手く働いてくれない場合もあります。股関節を支える脚の付け根の筋肉は、ウエストから腰、骨盤周辺までの筋肉とつながっていて、骨盤を正しい位置にキープするための大切な役割を持っています。でもこれからの筋肉は、普段の生活では鍛えられない部分。意識して動かすことが必要ですから、レッスンではウォーキングに入る前に必ずこれらの筋肉を刺激するエクササイズを行っています。

骨盤や脚の筋肉だけでなく、腕の筋肉もぜひ意識してくださいね。最近はウォーキング中、腕の振りがほとんどない女性が多いようですが、カラダのバランスを保つ上で欠かせない動作ですから、腕の筋肉を意識してキレイな振り方をしましょう。腕の振り方は、女性らしい歩き方を一番表現できる動作なのです。

キレイ=健康。そして歩くほどにカラダが楽になる!これが『骨盤らくらくウォーキング(R)』なのです。

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